ある日、オスグットでサッカーの練習が出来ないから
困っているという患者様が来られました。
『オスグットとは、成長期に激しい運動(走る・飛ぶなど)を行うことにより膝のサラ(膝蓋)と膝下の骨とをつないでいる靭帯(膝蓋靭帯)が成長期で未完成な骨の一部を高頻度に引っ張るストレスにより盛り上がってしまいます。その部分が炎症を起こして痛みが出るのです。』
しかも2日後には次の試合があると言われました。
先ずは症状を見させて頂きます。
すると歩くのは痛みを伴わないのですが、
走るとすぐに痛みが出てきます。
捻るのは当然NG状態
屈伸は80°までが限界。
治療はのんびりマッサージを…とはいかないですよね…
試合まで日にちがないですからテーピングで膝のサラを固定して
更に膝の靭帯が動かないよう、こちらもテーピングで固定します。
問題は伸縮性のないテーピングを使うと思うように動けない範囲が
大きくなります。
だからといって伸縮性がありすぎるテーピングでは
靭帯や膝のサラが動きすぎます。
それらを考慮して患者様にあったテーピングを選び、
初めに検査したときに痛かった動作で痛みが消失しているか確認します。
痛みを止めたければ基本的に休息を取ることです。
ただし、運動を続けながら治癒させるためには
適切な固定具を選ぶ判断力が必要です。
今回の治療の結果は痛みをほぼ止めることに成功し、
患者様はレギュラーで活躍され、チームは準優勝することが出来ました。
駐車場3台あり
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庚午スマイル整骨院