庚午スマイル整骨院です。
今回はむち打ち症についてブログを書いてみたいと思います。
車に乗っていて後ろから追突されたり
正面もしくは側面から追突されたりした場合
または自身が追突したりした自動車事故により
患う方々をこれまで何度も診ました。
いわゆる“むち打ち症”とは
(首の)筋肉を突然の衝撃により
痛める様子を指します。
イメージ的には
重い頭が首の筋肉を思いきり伸ばすことで
筋肉の損傷を大きくさせるから
起こるような気がしますが
それだけがむち打ちの症状を
起こす原因ではありません。
むち打ち症は衝撃が
軽い場合でも起こります。
これは首の神経や
骨のズレも関係がありますが
事故が起こった事実に
ご自身の体がショックを受けて
起こしていることもあるのです。
筋肉と脳は神経で繋がっています。
ご自身は健在意識では忘れているようなことでも
潜在意識では覚えています。
まして、交通事故は
そうしょっちゅう起こるものではありませんし
精神的にも驚き・恐怖を感じるものです。
だからこそご自分の体や脳に
“治療して治る”ことを
解ってもらう必要があります。
患者様の中には
『事故の程度が軽かったから』
『痛みが無かったから』
『相手に“仕事が出来なくなる”と泣きつかれたから』など
交通事故として処理されなかったり
治療に通わなかったりする方がおられますが
とんでもない事です。
手技、電気治療などによる治療を
必ず受けてください。
治療の方法は整骨・接骨院それぞれありますが
私はまず初めに首の筋肉を触り
硬さなど状態を診ます。
この時、首を上方から圧迫するテストが
出来るかどうかも診ています。
同時に自身でも
手や腕にシビレがあるかお聞きします。
手にシビレがあると
首の骨と骨の間にある軟骨が
損傷している場合があるので
治療を行う時に捻る
突き上げるなどの手技を控えます。
シビレ症状は
筋肉が神経を圧迫する
強い緊張によっても起こります。
モチロン問診で
どの動きで痛みが出現するのか
何をしていると痛むのかなど
日常生活での詳細な症状を
お聞きいたします。
これまで20年ほど
治療の現場で
むち打ち症を診てきましたが
過去に交通事故に遭われている患者様で
当時ほとんど治療していない方も
たくさんおられました。
簡単に治らないほど進行している場合も多く
その場合、治療にも長い期間を
要することになります。
甘くみないことをお勧めします。
話は若干逸れますが
20年前に整形外科でスタッフとして入っていた時
入院患者様で交通事故に遭われた方がおられました。
信号待ちをしていて後ろから追突され
気が付けば病院のベットの上だったそうです。
車を取りに警察署に行くと
ぐちゃぐちゃになった営業車の初代ヴィッツを見せられたそうです。
「よく助かりましたね」と案内して下さった警察官の方に言われたそうです。
その一か月後、別の交通事故患者様が来られました。
その方も信号待ちで後ろから追突され
気が付けば病院のベットの上だったそうです。
そして車を警察署に取りに行くと
これまた「よく助かりましたね」と言われたそうです。
その方の車も初代ヴィッツでぐちゃぐちゃになっていたそうです。