皆さん、こんにちは(⌒∇⌒)庚午スマイル整骨院です。
今日は、『突き指』についてお話します。
まず、突き指というのは正式な用語ではなく、『スポーツをしている時に、指先に外力がかかることで起きる怪我』の総称です。突き指が起こると多くの場合指の靭帯を痛めることが多く、痛みや腫れ・内出血などを起こします。そのため指の曲げ伸ばしがうまく行うことができないということが起こります。
突き指はどこの指にも起こりえますが特に親指の付け根の関節や他の指の第二関節に起こりやすいのが特徴です。また打撲や捻挫などの軽傷の場合が多いですが、脱臼や骨折などの重傷な場合もあります。触れるだけで傷みが響く、あまりにも腫れがひどい、指が曲がらないなど場合はお近くの整形外科でのレントゲン検査などが必要になります。
突き指の主な原因は、指先に直接外力が加わって関節や靭帯、腱などに障害が起こる事です。スポーツをする中で最も多発する怪我の一つで、特にバスケットボール、バレーボール、ドッヂボールなどの球技で突き指をしてしまった経験のある方は多いのではないでしょうか❔また、運動前のストレッチ不足でも起こり得ます。
さてこれから突き指の応急処置についてお話します。突き指をしてしまったら、すぐにスポーツを中止してRICE処置を行いましょう。RICE処置とはRは『安静』Iは『アイシング、冷やすこと』C『固定・圧迫』E『挙上』のことです。この順序で処置をします。患部を安静にしたら最初に氷水で冷やします。ただし、氷を直接患部につけないようにしましょう。凍傷の危険性があります。必ず水を加えた氷水かタオルを一枚挟みましょう。突き指は指の靭帯や細胞を損傷している状態なのでアイシングにより内出血の拡がりを抑えて、患部の損傷範囲を最小限に抑えます。ポイントとしては、あまり長時間一ヵ所を冷やし過ぎず、少しずつ場所を変えながら冷やします。
急性の痛みは2~3日間続くと言われており、その期間の間はしっかり冷やすようにしましょう。次に患部を動かさないようにテーピングで固定します。突き指は関節部分を中心に痛みが出ますので、無理に動かさないように固定します。
また、患部に血液が集まり過ぎないようにするため、患部を心臓より高い位置にするようにして接骨院や病院で診てもらいましょう。
そして、突き指で絶対にしてはいけない注意点は、突き指をした指を引っ張ったりすることや、無理に曲げる行為です。昔の応急処置では引っ張ることをしていたこともあったようですが、今ではその方法は悪影響を及ぼすと考えられています。
突き指は指の腱や靭帯が切れたり傷ついている状態なので、引っ張ると腱や靭帯の損傷がさらに悪化する可能性があり、治りも悪くなってしまいます。