皆さん、こんにちは(^▽^)/庚午スマイル整骨院です。
今日はむち打ち損傷について書いていきます。
むち打ち損傷は現在では増加し続けている疾患で、自動車事故の代名詞のようになっています。車の追突などの交通事故、急停車などによって首がむちのようにしなるためこのように呼ばれます。
交通事故が原因となって起こるもののうち、約半数が【むち打ち症】と言われています。(むち打ち症)は原因や症状によっていろいろ分類されますが、全般的な特徴として、事故の後に痛みや体調不良を感じないことが多いです。交通事故に遭うと人は興奮状態になり、痛みを感じることが麻痺していることがあります。事故後数日してから、首の調子がおかしい、肩が動かしにくいなどの症状が出てきます。症状が出てから初めて病院に行き、診断を受けても、事故との関係性が疑われることがあります。
むち打ち損傷には原因や症状でいくらかに分類されています。むち打ち損傷は、【頚椎捻挫型】、【根症状型】、【バレ・リユウー型】、【脊髄症状型】に分類されます。
交通事故のむち打ち損傷の約8割は【頚椎捻挫型】とされています。追突による衝撃を受けることによって、首の靭帯や筋肉、関節を包む組織が損傷します。また、首周りの筋肉を損傷していれば、【頚椎挫傷】とも言います。
症状は手足の捻挫と同じで、首を動かした時の痛み、動かせる範囲が狭くなったりします。痛みは首全体だけでなく、頭にわたり、凝りは首はもちろん、肩、背中に出ます。また、肩から腕にかけて痺れやだるさが出てくる場合があります。
手足の捻挫と比べ、頚椎捻挫は症状が軽いですが、放っておくと治療に相当な時間がかかってしまうことが少なくありません。首は体重の約10%の重さがある頭を常に支えているため、その負荷を受けつつ治療をしていくのには、それなりの時間がかかってしまいます。
【根症状型】は神経が損傷を受けたものを言います。首は7つの骨からなり、交通事故などの衝撃を受けた時にそれぞれがずれてしまい、間を走っている神経を圧迫したり、引き伸ばされたりします。その結果、神経が阻害されてしまい、手首の痛みや痺れ、筋力低下、だるさ、後頭部痛、顔面痛など症状が出てきます。これらの症状は咳やくしゃみ、頭を動かした時などに強くなる傾向があります。
【根症状型】は骨のずれによって引き起こるものですから、放っておくと治るどころか症状が悪化してしまうことも珍しくありません。
【バレ・リユウー症状型】は症状自体は【根症状型】に似ていますが、交感神経の損傷を受けた場合がこの型に当てはまります。
交感神経は自律神経の一種で、自分自身をコントロールできるものでなく、血液や分泌液を管理しています。この神経がダメージを受けると、頭痛やめまいといった症状の他に、耳鳴り、難聴、不眠症、全身のだるさなど、事故でのダメージとは直接関係のない場所や全身に症状がでると言われています。
原因がはっきりとされているわけではなく、目のかすみ、動悸、発汗、なども見られるため、診断、治療が難しいとされています。
【脊髄症状型】はむち打ち損傷の中でも最も重い症状が出ると言われています。脊髄は脳から連続する中枢神経で、脊椎の中を通っています。脊椎が損傷すると体の痺れ、感覚の異常、歩行障害が起こることがあり、下肢の痺れや感覚異常などもあります。膀胱、直腸の障害が起き、排便、排尿障害をきたす恐れもあります。後遺症の中でも【むち打ち損傷】の中でも最も深刻なものです。
【むち打ち損傷】は首だけでなく、身体に様々な症状を引き起こします。もしこれを読まれて今自分が当てはまると思う方は直ぐにでも病院での診察を受けることをオススメいたします。
当院でも交通事故治療を行っているので、もし気になる方はお気軽にご相談ください!
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庚午スマイル整骨院